TOP行きたくなる新スタイル書店 第4回 買えない本屋、ONLY FREE PAPER

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行きたくなる新スタイル書店 第4回 買えない本屋、ONLY FREE PAPER

f2016-07-16 本

世にも珍しいフリーペーパーの専門店が渋谷と東小金井にある。ありとあらゆるジャンルの無料雑誌を扱う、ONLY FREE PAPERだ。渋谷パルコパート1と東小金井の高架下の店とでは、「基本方針は同じですが、客層は全然違いますね」と代表の松江健介さんはいう。
「渋谷はカルチャーの中心だから、アンテナが立ってる若い人がいろんなところからやってくる。でも、東小金井は『地方』といっても過言ではない。客は地元の人が大半だし、家族連れも多い」

「モノを売らない実店舗」を営む松江健介さん

実は松江さんは、もともと東小金井に住んでいた。その縁もあって、当地の地域活性化プロジェクトから声がかかり、渋谷に続いて店をオープンすることになったという次第。
「文化的にも地域を盛り上げていければ。最近、多くの町で地域活性化の取り組みが行われてますが、ここもそのひとつ。地方を発信していく手段として、地域でフリーペーパーを発行する方法も増えつつありますよね」

フリーペーパーの専門店だけあって、置いてほしいという発行元からの依頼は数多い。基本的には門を広く開いているが、例外もある。クーポン誌や求人誌といったような、広告がメインの雑誌は置かない主義だ。
「うちの店はセレクトショップという面もあって、クオリティをキープしないと。だから、店のほうから声をかけて届けてもらうことも多くあります。持ち込みだけだと、質が保てませんからね。こちらから面白いものを発掘しないと」

JR東小金井駅から徒歩すぐ、高架下のヒカゴプレイス内に店がある

無料の雑誌を扱うという特殊な店のため、たびたび取材を受けてきた。
「でも、奇抜さや新しさだけでウケてもしょうがない。フリーペーパーは作り手がいて、読み手がいる。両者をつなげるのが、この店の役割。だから、この店を長続きしていきたい。普遍的な場所として存在したいと思います」

(取材・文/新川貴詩 写真/takasix)

<ONLY FREE PAPER>
http://onlyfreepaper.com/

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